ゆいまる農園の想い

ゆいまる農園の想い
園主


2009年 サラリーマンから農家へ・・・
  「食や農を通じて持続可能な社会作りに参加し、次の世代へ健全で希望のある未来を繋いでいきたい・・・」
  そんな想いから、農業をはじめたいと思うようになりました。

  今、世の中を見渡すと、様々な社会問題が叫ばれています。
  環境破壊、食の安全、世界的食料難、自殺、資源の枯渇 ・ ・ ・
  これらは、資本主義経済の中で合理化を追求し続けた弊害だといわれています。
  そして、問題は競争社会の中で ますます加速しています。

  このままいくと ・ ・ ・
  私たちの数十年後 や これからの世代は、いったいどうなってしまうのでしょうか?

  そうならないようにするには、今の社会(資源を奪い合って成長していく経済のあり方 や
  お金本位の価値観など)を見直し、持続可能な社会へとシフトしていく必要があると感じます。

  私は、それを実現する鍵が昔の農村社会や田舎にあるのではないかと考えています。
  合理化の中で捨てられてしまった昔ながらの文化や風習が、いまだ根強く残っている農村にこそ、
  健全な社会を維持するためのヒントがあるように思えるのです。

  農村社会に入り農を営んでいく中で、今の時代にあった持続可能な社会を模索し、実践し、広めることで
  次の世代へ健全で希望のある未来を繋いでいけたらと思っています。

2010.4.15   

農園ポリシー

私たちは、次の理念に基づいて行動し、100年続く農園を目指します。


栽培のこだわり
草生栽培で土づくりをしています ゆいまる農園のぶどう畑ではクローバーを育成しています。クローバーの根とそこに住む生き物たちが土を耕してくれるため、空気と水分をたっぷり含んだ植物の生育に適した土が作られます。

除草剤は使いません 草を生やすことで豊かな生態系が生まれ、農薬や肥料をあまり必要としない健康で豊かな土壌が作られます。そのため、除草剤は使いません。

低農薬にとりくんでいます 土壌を健全にしていけば耐病性は高まるという信念の下、低農薬化を目指しています。また、樹形の仕立方や手散布をすることで散布量を基準の半分以下に抑えています。今後も、雨よけ施設の導入、虫の生態や病気に関する知識を増やすことで、さらなる低農薬化を目指していきます。

低肥料で栽培しています クローバーは植物の生長に欠かせない「窒素」を空気中から取り込んで蓄えます。成長したクローバーを定期的に刈り込み緑肥とすることで低肥料化を行っています。

旬を大切にしています 自然の摂理に逆らわず、それぞれの旬を大切にしていきたい。そんな願いから私たちは加温栽培を行いません。『旬の味に優るモノなし!』ですね。

安心して食べられます 年間の作業計画や農作業の様子を公開しています。積極的に情報を公開することで、消費者の安心につながると考えています。また、ぶどうの家庭菜園をやってみたい方も参考になるかも知れませんね。



おいしい果実は土づくりから
健康で豊かな土壌とは、生き物がたくさんいる土のことです。
土の中には、微生物、虫、ミミズ、モグラがいて・・・
みな食物連鎖の関係を保って共存しています。
健康で豊かな土壌は、こうした生き物たちの食物連鎖の中で育まれていきます。

生き物たちの営みによって自然に耕やされた土は、空気と水分をたっぷり含んだフカフカの土(団粒構造)となります。
また、生態系のバランスが保たれているため、外から病原菌や害虫が入り込んでも抵抗する力を備えています。
農薬を減らしたとても、土が樹を健康に保ってくれるのです。

そして、このような土から養分を吸い上げて育った果実は、様々な成分を取り込んでいるため栄養価が高く、自然の恵みがギュッと詰まった、味わい深い果実となるのです。



クローバーのちから
団粒構造の土をつくりだします
クローバーの根は想像以上に力強く、水はけのわるい耕盤層をも突き破って耕してくれます。また、耕耘機を入れないのでミミズや微生物などたくさんの生き物たちがにぎわう、生態系のバランスの取れた団粒構造の土となります。この団粒構造の土は、排水性や保水性や耐病性などを兼ね備えており、ぶどうの樹を健康に保つ最適な土といえます。

低肥料化に貢献しています
根粒菌の働きクローバーの根には根粒菌という菌が共生します。根粒菌はクローバーから栄養をもらう変りに、植物の成長に欠かせない「窒素」を大気中から取り込み蓄えてくれます。シーズン中は何度もクローバーをすき込んで緑肥にするため、肥料は少なくて済みます。

樹の栄養吸収を助けています
菌根菌の働きクローバーの根にはもう一つ菌根菌という菌も共生します。菌根菌は土中にあるリン酸やミネラルを溶かして植物が吸収しやすい環境を作ってくれます。
少ない肥料を無駄なく吸収するので低肥料化にも貢献してます。

乾燥しすぎを防ぎます
真夏の乾燥時には、クローバーを刈り込んで地表を覆うことで水分の蒸散を抑えることができます。
さらに、最近の研究では土中深いところから吸い上げた水分を夜間に表層の乾いた土へ放出するということが分かってきています。ひょっとしたら天然の灌水設備としての効果も期待できるかもしれませんね。

天敵を呼びます
クローバーはテントウムシやヒメハナカメムシ(益虫)の格好のすみか。被害を及ぼすアブラムシやスリップスの大量発生を抑えてくれます。

ぶどうが実るまで

どうやってできるの?

  生育 作業 防除 説明
1月 休眠 計画   ぶどうの樹は休眠中。苗木の手配などをしながら、今シーズンの計画をじっくり練ります。
2月 剪定   作業開始。ぶどう作りは剪定作業から始まります。昨年伸びた枝を切除し樹形を整えます。
3月 水揚げ 粗皮削り   発芽水 粗皮削り
【左】剪定した枝の切り口から水がこぼれ出しています。異常事態!?と思いきや、実は目覚めの合図。樹が土中の水分を吸い上げはじめているんですね。生命の神秘を感じます。
【右】粗皮削りの様子。水圧で樹の皮を剥いでいます。樹と皮の間には病原菌や害虫が越冬しているので、繁殖を始める前にこうして丁寧に取り除いてあげます。
4月 萌芽 草刈り   萌芽萌芽の様子。一斉に芽吹き始めます。
展葉     展葉展葉の様子。春の息吹を感じますね。
5月 芽かき・
新梢誘引
  新梢誘引誘引の様子。新梢が折れないように慎重に行います。このころになると花穂(房の原型)が現れてきます。
新梢が込みすぎている箇所は早めに芽かきを行い、残した芽にエネルギーを集中させます。
開花 房作り 殺菌・
殺虫剤
開花開花の様子。直径3ミリ程度の小さな花が咲きます。花びらがないため、ぜんぜん花っぽくありません。花が咲き始めたら房づくり開始です。
房作り前 房作り後
房作りのbefor→after。品種にもよりますが、種なし巨峰・ピオーネの場合、20cm以上ある房を先端の3〜4cm程度にまで切り詰めていきます。もったいないようですが、欲張って残しぎると十分に熟した大粒の房になりません。房上部にある2つの切り残しは、ジベ処理のやり残しをなくすためのマークとして使用します。処理するたびにマークを切り落としていきます。
満開 ジベ処理1   一回目のジベ処理1回目のジベレリン処理の様子。処理と同時にマークを1つ取ります。ジベレリンとはイネの馬鹿苗病菌の培養液からつくられる植物ホルモン剤です。ぶどうに対しては、着粒の安定化、種なし化、肥大化などの効果を発揮します。巨峰・ピオーネの場合、この処理を2回行うことになります。1回目は花の満開時に種なし化を目的として行います。
6月 花ぶるい 誘引・摘心 殺菌・
殺虫剤
6月の畑誘引後の様子。葉が重なり合わないように枝を誘引していきます。徒長的な枝は先端を切り落として勢いを止めます。
小豆大 ジベ処理2   2回目のジベ処理 粒 小豆大
【左】2回目のジベレリン処理の様子。2回目は粒の肥大化を目的として行います。
【右】2回目ジべの適期。粒が小豆大。
肥大 傘かけ ボルドー液
(葉面散布)
笠かけ傘かけ後の房です。病原菌は雨によって繁殖するので、大切な房が濡れないよう出来るだけ早く傘かけをかけてあげます。
ボルドー液 葉面散布 草刈
【左】ボルドー液散布の様子。液が房にかからないよう、上半身を棚上に出して葉面散布します。暑さとの戦いです。
【右】草刈の様子。
滴粒   滴粒前 滴粒後
滴粒のbefor→afterです。形や向きの悪い粒、成長の遅い小粒などをハサミで抜き取り房の形を整えます。最終的には巨峰で一房36粒、ピオーネで30粒くらいにします。ぶどう作りで最も労力のかかる作業です。
粒 肥大肥大した粒。2回目のジベ処理後は急速に粒が肥大します。一週間もすると粒同士が密着しハサミが入らなくなります。そうなる前に摘粒を終えなければならないので、この時期の作業は待ったなしで進行します。
袋かけ   袋がけ袋がけ後の房です。滴粒が終わったら病原菌や害虫から房を守るため外界からシャットアウト。
7月 色付き   ボルドー液
(葉面散布)
着色始めこの時期は粒の中の酸が糖へと変化していきます。酸の減少とともに粒が色付きだします。
8月
 
完熟 収穫   色付き 完熟ぶどう
房全体が黒紫色になったら完熟!いよいよ収穫です。
9月
養分貯蔵     収穫の終わるころ、ぶどうの樹はにわかに冬支度を始めます。厳しい冬の寒さに耐え、来年若葉を5〜6枚開かせるのに必要な養分を葉が落ちるまでに貯蔵していきます。
10月
11月 休眠 元肥   蓄えたエネルギーを温存するため、ぶどうの樹は眠りにつきます。来年の豊作を祈りつつ・・・おやすみなさ〜い(_^_)zzZ
12月 棚整備
■年間スケジュール
ぶどう栽培の年間スケジュール

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年間の販売スケジュール


年間販売スケジュール
果物は季節商品の為、売切れ次第販売終了となります。(※出荷時期は、年により多少前後します)

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